思考日記
沢田充茂の『言語と人間』の中で、判断や推論は言語なしでも、知覚さえできれば可能ということが言われており、故に動物も判断や推論を行うことは出来るという。 たとえばネコにおもちゃのネズミを差し出した時、見た目はネズミであるが匂いは異なるといった…
我々人類は毎日のように動物を食べている。 この習慣は大昔からおそらく変わっていないし、今後も変わることはないと思う。 当然、理由は宗教的なモノから生理的なモノまであるが、「食べられる」生き物と「食べられない」生き物があって、ある生き物を「食…
いつも私のしょーもないブログに付き合ってくださりありがとうございます。 今日も仕事の息抜きにでも読んでください。 ところで皆さん、今日何回アクビをしましたか。私は600回くらい。 じゃあ、皆さんはどんな時にアクビをしますか。 起きたとき、仕事…
☆ざっと調べ(信憑性は低いよ) ヒトの細胞:約37兆個 南極オキアミ(クジラなどのエサ):5億トン アリ:100京匹 蝶々:1万6千種類 ポケモン:809匹 「分かるとは、分けることである。」というのをどこかで読んだ記憶がある。 無秩序な状態から…
ちょっと前のことだけど、アメリカで小さい子どもにブランケットをかぶせて 呪文を唱えると、その子が透明人間になるというドッキリが流行っていた。 LES HICIERON CREER QUE ERAN INVISIBLES - INVISIBLE CHALLENGE 実際に動画を見てみると、家族全員がサク…
アリはどんな集団でも全体の約2割しか実際には働いていない。 その2割を取り除くと、初めは働いていなかった8割の中から2割が働き始める。 おそらくどの集団に所属しても一生働いているアリもいるだろうし、 逆に1回もその2割に入ったことがないアリも…
ドラえもんやBack to the futureなど、時間を遡ることを夢見てきた人類にとって、時間旅行をテーマにした映画や作品はたくさんある。 しかし時間が逆転する(逆方向に進む)ことは不可能であると思われる。 さらに時間が停止することもあり得ない。なぜなら…
実際には立体的なモノでも、平面的にそれを見て地続きにどこまでその輪郭をなぞっていけるかという遊びをしたことがありますか(笑)。ちょっと説明が難しい、、、 我々は3次元空間で生活を営んでいるため、立体的なモノの見方に慣れている。 でもどうして…
世の中の男性諸君、レディファーストしてますか。 世の中の女性諸君、レディファーストされていますか。 レディファーストといえば、男性が車道側を歩くことや、車のドアを開けてあげることなど、いわゆる紳士的な行為のことですよね! 日本では、やりすぎる…
日本語を教えている時、よく「ここには名詞(物)が入ります」みたいな教え方をしてしまう。まあそのように研修を受けているからなんだけど。確か中学の時、英語のthingという単語を勉強した時に「どうして「物」と「事」の二つの意味があるんだろ」って疑問…
哲学を勉強し始めてから抱いてきた疑問が、大森荘蔵を読んで何となく解消されたような気がする。と同時に、抽象的なイメージとして自分の中にあった考えが巧みな言葉で紡ぎ出されていく様を見て感動した。これまでずっと科学的なモノの見方と現象学的なモノ…
ある事象を理解することや知覚が完了するためには、一般的に客観的対象があり表象を通してその意味に至るといった経路が考えられている。しかし大森荘蔵は対象と表象の二元論的構図に異議を唱える。表象が対象から剥がれ落ちるのではなく、我々は対象そのも…
久しぶりに大森荘蔵を読んでみた!哲学とは、科学とは何かについての記述が何とも鮮やか。 ごく日常的なありふれた経験がある。たとえば、今私の前には本が積み上げられていたり、スマホでこうしてブログを書いている。これは私の生の経験であって、主観と客…
昔オトンとの議論で、資本主義は人間らしい政策だから今後もなくならなず生き続け、仮にお金という存在がなくなったとしても、それに替わる何かがまた同じような封建制を生み出す、と主張したことがある。オトンは、いやいや人間は動物とは違うのだからシェ…
ちょっと前に話題になったトマピケティの「21世紀の資本論」に手を出してみた。 そこで思ったこと。「不平等」というワードはネガティブな意味で取られることが多い。まあ確かに言葉それ自体はネガティブなのかもしれないけど、コンテクストによってその意…
これまで世界では国民国家が主流だった。そこではウチとソトの境界線が明確にひかれてあって、ウチはソトを搾取することによって利益を生み出す構図ができあがっていた。でもインターネットが完全に普及しきっている現代においては、この構図は変わりつつあ…
人間には帰属意識があって、ある境界線を境に内と外を隔てる習性がある。多くの場合、ソトの者は野蛮人であるとか、ウチの者よりも劣っているとされる。一見するとこの意識は平和的ではないように思えるが、人類はこういった意識のおかげで発展してきたと言…
これまで色んな人に出会ってきた。尊敬する人や憧れる人、つい見とれてしまう人や、 初めから何となく好きじゃないと感じさせる人など。一体どんな人が他者を惹きつけるのか。分からなければ、自分がどんな人と仲がいいのかを考えてみればいい。面白い人、一…
何となくYouTubeで深イイ話を見てたら、ちょっといい話を見つけた。公園で、ある男性が生きている意味を見出せないと嘆いていたら、隣に座っていたおじいさんが「お前は意味だけで生きてるんか」と一言。そのVTRのあとスタジオでは、意味は後から付いてくる…
特別に毎週月曜日と水曜日、で1~2人の学生相手に無料レッスンをすることになった。今回の学生は1人だけだったということもあり、お互いのことや言語学習の感想なども語り合いながら授業を進めた。最初はひらがな50音から始めたんだけど、あ行~さ行の…
なぜ公衆の面前でこけると恥ずかしいのか。誰も見ていない自分の部屋でこけても特に恥ずかしいとは思わない。行為としては同じなのに場面が代わると、それによって生じる感情も異なる。G.H.ミードによると、人は日常生活において常に演技(performance)をし…
久しぶりに時枝の『国語学言論』を読み返してみた。最初の言語研究の態度のところがすでに圧巻。すべてを説明できる万能な理論などは想定せずに、観察対象によってアプローチは変える必要があるとのこと。確かフッサールも同じようなことを言っていたような…
現代では「科学的に証明されている。」という見出しが付けば、それだけで何か権威のあるモノといった印象を受ける人が多い。「科学」があまりにも崇拝され過ぎているように感じる。科学はすごいというものではなくて、客観性・再現性を備えているが故に便利…
ホリエモンやマークザッカーバーグらが前から言っているベーシックインカム制度。公務員や社会保障などを全て無くして、その浮いたお金で政府が国民に7~8万円を毎月支給するっていうもの。AI時代の到来とともに実現させてしまえばいいと思う。7万円もあ…
多くの大陸において、かつて人類が渡ったタイミングのすぐ後で大型動物が大量絶滅しているという事実がある。諸説はあるけど、やっぱり大方は人類がそれらの動物を殺したという見方が多い。ではなぜ動物たちは逃げなかったのか。動物たちにとっては、これま…
よく電車の中で、赤ちゃんが人目を気にせず泣いている場面に遭遇することがあるけれど、あれは実に羨ましいものだと感じる。多くの人が年をとるにつれて、泣くことが恥ずかしいことだと教え込まれて泣かないようになる。でも大人が人前で泣かないのは、泣く…
なんとなく、ドラゴンボール超の最終回を見直していた。最後は悟空とフリーザの共闘でジレンを倒してなかなか感動的だった。さらに、最後の悟空とベジータの戦闘シーンは、一番最初にベジータが地球にやってきた時を思わせる構えでかなりファンを楽しませて…
人間はなぜモノに感謝するのか。去年の今頃、海外移住に向けていろいろと生活用品を売りに出してきた。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、車。なぜか車を手放す時だけ少し寂しくなった。中古で10万円くらいで買った車。デザインなども特に気にするタイプではな…
小さい頃、英語が話せるのはすごいことだと思っていた。でも実際に話せるようになると、日本人でも英語が上手な人はたくさんいたり、世界に目を向けると英語は話せて当たり前である。1人で海外に行くのはすごいことだと思っていたが、実際に海外を旅行して…
「この人しかいない。」「見た瞬間にビビッときた。」とかゆーてるけど、「運命の人」は意外と教室とかサークルとかバイト先みたいな庶民的なとこにいることが多い。なぜか。所詮付き合う相手なんて誰でもいいから。しょっちゅう顔見合わしてたら、恋愛感情…