Tai-Maxの日記

私たちは日々の生活の中で膨大な量の情報にさらされています。知りたいことがあればインターネットを使ってすぐに調べることができます。まさに情報社会です。 しかしそんな情報に対する私たちの態度はどうでしょうか。 簡単に手に入る情報を鵜呑みにしてしまったり、そもそもよく調べないまま上辺だけの知識に留まってはいないでしょうか。 情報に対して受動的ではなく、能動的な態度で挑もうというのが『思考日記』のテーマです。 ここでの内容はあくまで個人的見解なので、異論は受け付けます。 ​皆さんも一緒に思考してみてください。

【思考日記】「多重人格」バンザイ!

これまで世界では国民国家が主流だった。そこではウチとソトの境界線が明確にひかれてあって、ウチはソトを搾取することによって利益を生み出す構図ができあがっていた。でもインターネットが完全に普及しきっている現代においては、この構図は変わりつつある。かつては有料だったものが今ではネット上で無料で公開されていて、且つ誰もがアクセスできる状態になっている。いわゆる情報化社会。こうなってくるとウチとソトという縦に割った対立はもはやなくなり、レイヤー(層)として(横の関係)の社会が機能しはじめる。例えば行政に関することであっても、一般市民が行政の公開しているデータにアクセスして、それを活用するアプリを作ってサービスを提供することができるようになる。当然、ランダムな一般市民やプログラマーが作るものだから失敗作や欠陥品なども散見されることは予想できる。でもこれからの時代は、そういった失敗も許される社会。失敗を重ねることで何か一つ優秀な作品があれば目立って称賛されるようになる。これまでは失敗は許されていなかった。ウチのチームメンバーで全員が同じ目標に向かって1つの素晴らしい作品をつくることが求められていた。でもこれからの時代はシェア。経済も情報も富もシェア。そうすることで境界線なく自由に興味のあることに手を出せるようになるし、新しいことを始める際にも無料で膨大な数のデータにアクセスできるために入り口が容易になる。そうなると、より人間は多様化していき、1人の人間が複数のアイデンティティを持つことも出来るようになる。三次元の現実世界と二次元のネット世界の行き来が簡単になり、二次元寄りの人もより受け入れられるようにもなる。全く新しい世界にのように感じるけど、実はこれって昔日本がやっていたことと同じ。マスプロダクションが盛んになってマニファクチュアが言われるようになったけど、その前は家内制手工業の時代だった。つまり1人1人がそれぞれ独自のやり方で生活を営んでいた。これに回帰すると考えれば目新しいものでもない。

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