2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
人間には帰属意識があって、ある境界線を境に内と外を隔てる習性がある。多くの場合、ソトの者は野蛮人であるとか、ウチの者よりも劣っているとされる。一見するとこの意識は平和的ではないように思えるが、人類はこういった意識のおかげで発展してきたと言…
これまで色んな人に出会ってきた。尊敬する人や憧れる人、つい見とれてしまう人や、 初めから何となく好きじゃないと感じさせる人など。一体どんな人が他者を惹きつけるのか。分からなければ、自分がどんな人と仲がいいのかを考えてみればいい。面白い人、一…
何となくYouTubeで深イイ話を見てたら、ちょっといい話を見つけた。公園で、ある男性が生きている意味を見出せないと嘆いていたら、隣に座っていたおじいさんが「お前は意味だけで生きてるんか」と一言。そのVTRのあとスタジオでは、意味は後から付いてくる…
特別に毎週月曜日と水曜日、で1~2人の学生相手に無料レッスンをすることになった。今回の学生は1人だけだったということもあり、お互いのことや言語学習の感想なども語り合いながら授業を進めた。最初はひらがな50音から始めたんだけど、あ行~さ行の…
なぜ公衆の面前でこけると恥ずかしいのか。誰も見ていない自分の部屋でこけても特に恥ずかしいとは思わない。行為としては同じなのに場面が代わると、それによって生じる感情も異なる。G.H.ミードによると、人は日常生活において常に演技(performance)をし…
久しぶりに時枝の『国語学言論』を読み返してみた。最初の言語研究の態度のところがすでに圧巻。すべてを説明できる万能な理論などは想定せずに、観察対象によってアプローチは変える必要があるとのこと。確かフッサールも同じようなことを言っていたような…
現代では「科学的に証明されている。」という見出しが付けば、それだけで何か権威のあるモノといった印象を受ける人が多い。「科学」があまりにも崇拝され過ぎているように感じる。科学はすごいというものではなくて、客観性・再現性を備えているが故に便利…
ホリエモンやマークザッカーバーグらが前から言っているベーシックインカム制度。公務員や社会保障などを全て無くして、その浮いたお金で政府が国民に7~8万円を毎月支給するっていうもの。AI時代の到来とともに実現させてしまえばいいと思う。7万円もあ…
多くの大陸において、かつて人類が渡ったタイミングのすぐ後で大型動物が大量絶滅しているという事実がある。諸説はあるけど、やっぱり大方は人類がそれらの動物を殺したという見方が多い。ではなぜ動物たちは逃げなかったのか。動物たちにとっては、これま…
よく電車の中で、赤ちゃんが人目を気にせず泣いている場面に遭遇することがあるけれど、あれは実に羨ましいものだと感じる。多くの人が年をとるにつれて、泣くことが恥ずかしいことだと教え込まれて泣かないようになる。でも大人が人前で泣かないのは、泣く…
なんとなく、ドラゴンボール超の最終回を見直していた。最後は悟空とフリーザの共闘でジレンを倒してなかなか感動的だった。さらに、最後の悟空とベジータの戦闘シーンは、一番最初にベジータが地球にやってきた時を思わせる構えでかなりファンを楽しませて…
人間はなぜモノに感謝するのか。去年の今頃、海外移住に向けていろいろと生活用品を売りに出してきた。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、車。なぜか車を手放す時だけ少し寂しくなった。中古で10万円くらいで買った車。デザインなども特に気にするタイプではな…
小さい頃、英語が話せるのはすごいことだと思っていた。でも実際に話せるようになると、日本人でも英語が上手な人はたくさんいたり、世界に目を向けると英語は話せて当たり前である。1人で海外に行くのはすごいことだと思っていたが、実際に海外を旅行して…
「この人しかいない。」「見た瞬間にビビッときた。」とかゆーてるけど、「運命の人」は意外と教室とかサークルとかバイト先みたいな庶民的なとこにいることが多い。なぜか。所詮付き合う相手なんて誰でもいいから。しょっちゅう顔見合わしてたら、恋愛感情…
ピッコロは私が高校2年生(だったかな?)の時に、部活から帰ってきたらなんか家におった。可愛いなーとは思ってたけど、当時はあんまり接し方がわからなかったのと、犬相手にデレデレしてる自分を家族とか他人に見られたくなくて若干気持ちを抑えてたと記…
全てを調査した訳ではないが、おおよそどの言語にも疑問詞はあると思われる。ふつう疑問詞は相手や何らかの事象をよく理解できないときに使用する。疑問詞を用いることで、それまで理解できていなかったことがわかるようになる。この疑問詞、日本ではよく5…
カントをはじめとするハイデガー以前は、芸術を主観的な手法で捉えようとする試みが盛んであった。つまり芸術を目の前にしたときに生じる感動は、認識者が自身の過去の経験に照らし合わせることで生まれるといったような認識者を主体とした説明がなされてい…
数年前に鷲田清一が「折々のことば」で紹介していた。英語の自動詞に受動態はないが、日本語の「死ぬ」には「死なれる」があることから、「死」の意味とは残された者のそばから生じるものといった内容だったような。死の経験の原型が、死んだ当人よりも残さ…
芸術は虚構とされることが多い一方、現実の模倣(ミメーシス)と言われることもある。確かに風景画や銅像とかはそれの元が存在してるので、その元から作られたものは模倣と言える。このことについてアリストテレスは模倣(ミメーシス)を「具体的且つ構成的な…
「理想と迷信」の中で、普段行う仕事や業務の中にも趣味を持ち込むべきと書かれている。ここでは、厳密に趣味が何たるかを定義しているわけではないが、「熱意」みたいなものだと解釈できる。個人で行うギターや草野球、スノボーみたいな趣味と同じように、…
嫌いな科目は何ですか。まあ人それぞれだろう。では、その嫌いな科目の先生のことはどう思っていますか。では逆に、好きな科目は何ですか。そしてその科目の担当の先生はどうですか。おそらく多くの人が、科目の好き嫌いと先生の好き嫌いが一致するはずであ…
世界とは様々な諸状態が混ざって混沌としている聴覚的世界。つまりメロディのように流れる流動的な世界ともいえる。そこには主観も客観もないただ「持続」があるのみ。だけど言葉や我々の認識はそれを切り取って把握する。つまり視覚的世界。言葉は便利だけ…
世の中には恣意的なルールが多すぎる。そもそもルールとは本質的に恣意的なものかもしれない。ご飯は1日3食。結婚。正月などの行事。脱文脈して形式だけが生き続けている。で、訳も分からずその形式を有り難がったり、崇拝したりさえする。で、それが故に…
芸術は現実世界からの逃避などと捉えれることがあり一般的に虚構と認識されている。そんな虚構を目にしたときに感動するというのはどういうことか。我々には何が起こっているのか。著者によると芸術が語るものは虚構ではなく、忙しない日々の生活の中で立ち…
日本人は銀行にお金を預けて貯金することが安全で且つ資産を増やすための最善策やと考えている。でも銀行のしくみを考えてみると安全でも最善でもないことはすぐにわかる。まず銀行は、一般人が預けたお金を企業に融資して、その利ザヤで利益を出している。…
我々には記憶の能力があるからこそ知覚が成り立つ。何かを認識するということは、差異を見出す必要がある。たとえば初めは自分の左側にいたAさんが歩いて右側に来た時、元にいた場所と移動したあとにいる場所では違い(差異)が生じている。この差異があるか…
「何を以って憶えられたいか」。もっと簡単に言うと、あなたが死んだあと歴史の教科書とかに載った場合、どのような人物として描写されたいか。うーん、なんやろ。 「世界一自分の人生を楽しんだ人」「死ぬまで青春した人」今はこんな感じかな。 考えてみる…
読みたい本、見たい映画、やりたいこと、行きたい所がありすぎる。全部をいっきにやろうとするから逆に何も進んでいない。1年、3年、5年と長期的な計画を立てて進めていくこともうまくならないと。私はどっちかというと、ある目標を設定してそこに一途に…
言語は語り得るものに対してはおよそ明晰に語り得るが、語りえないものにたいしては沈黙しなければならない。次元で考えるとわかりやすい。一次元は点の世界。二次元は線の世界。三次元は立体。アインシュタインの登場で時間が四次元に加わり、時間と空間を…
ふだん笑いを優先する人がベストなタイミングで思慮深い発言をすればそれはかなりのインパクトになる。逆に普段くそ真面目な人がぼけたりすると、意外な一面もあるんやなって思わせられる。自分の性格的にはおそらく前者が向いてる。緩急は大事。特にマネジ…