Tai-Maxの日記

私たちは日々の生活の中で膨大な量の情報にさらされています。知りたいことがあればインターネットを使ってすぐに調べることができます。まさに情報社会です。 しかしそんな情報に対する私たちの態度はどうでしょうか。 簡単に手に入る情報を鵜呑みにしてしまったり、そもそもよく調べないまま上辺だけの知識に留まってはいないでしょうか。 情報に対して受動的ではなく、能動的な態度で挑もうというのが『思考日記』のテーマです。 ここでの内容はあくまで個人的見解なので、異論は受け付けます。 ​皆さんも一緒に思考してみてください。

【思考日記】疑問詞は世界認識のための型~人は5次元を語れない~

全てを調査した訳ではないが、おおよそどの言語にも疑問詞はあると思われる。ふつう疑問詞は相手や何らかの事象をよく理解できないときに使用する。疑問詞を用いることで、それまで理解できていなかったことがわかるようになる。この疑問詞、日本ではよく5w1hって言われてるけど(hは形容詞や副詞の数だけ疑問文を作ることができるが)、これは我々人間の思考の限界というか、世界認識の型を表してるんじゃないかと思う。つまり我々は疑問詞で確認できること以外はそもそも認識できないのではないかということ。言語学的に考えると次のように言える。如何なる文でも疑問文に変換できる可能性がある。たとえば、「私は昨日友達と公園でサッカーをした。」この文はあえて5wすべてが使えるようにしたけど(who, what, where , when, why)、どんな文(命題)も何らかの疑問詞で聞くことが出来るはず。こう考えると疑問詞は事態認識のための観点を提供してくれるものと言える。逆に言うと、これらの観点以外に事態を認識する方法を人間は持ち合わせていない。言葉では4次元(空間+時間)までしか語ることが出来ず、故に我々の世界認識も4次元に閉じ込められている。