【思考日記】透明人間になって気づいたこと。
ちょっと前のことだけど、アメリカで小さい子どもにブランケットをかぶせて
呪文を唱えると、その子が透明人間になるというドッキリが流行っていた。
LES HICIERON CREER QUE ERAN INVISIBLES - INVISIBLE CHALLENGE
実際に動画を見てみると、家族全員がサクラになっていたりするから、
透明人間になってしまった子どもは本気で自分が周りから見えていない
ということを信じてしまう。でも子どもは、「自分はここに居る」と叫んだり
触れたりしてアピールする。それでも誰も気づいてくれないから、
本当に自分は透明人間になったと信じてしまう。
ここで面白いのは、「自分」という存在は「他者」と相対的ということ。
「他者」がいるから「自分」があるのであって、「自分」を認識するためには
「他者」を介す必要があるということ。
意識レベルでは「自分」の痛みや感情は「自分」にしかわからないけど、
「自分」の顔を直接(鏡などを使用せずに)見ることは出来ないから、
実体レベルでは「自分」を一番よく知っているのは「他者」なのかもしれない。
「自分」は「他者」との関わり合いの中でその存在が確立される。