【思考日記】利己的なシェア
昔オトンとの議論で、資本主義は人間らしい政策だから今後もなくならなず生き続け、仮にお金という存在がなくなったとしても、それに替わる何かがまた同じような封建制を生み出す、と主張したことがある。オトンは、いやいや人間は動物とは違うのだからシェアの精神を持っているはずで、最終的には〇〇党といった政党の概念もなくなって世の中は平等になる、少なくともそれを目指すべきと主張した。俺はそんなものは理想論でしかないと言い張った。当然そのような社会は望ましいけど、結局は利己的な人間がそんなこと出来るはずがないと信じ込んでいた。でも産業革命、民主主義革命に次ぐ第三の革命、つまりIT革命はこの理想論を現実にしてしまうかもしれない。でもオトンの主張とは少し違う。また俺のシナリオとも少し違う。人間の利己心は変わらないが、それも作用して世の中はシェアエコノミーになる。結果的に。つまり誰かが独占的に覇権を握るのではなく、そのフィールドに参加する全員で管理しあうという体制が敷かれるようになる。ビットコインをはじめとする暗号通貨で使われているブロックチェーンがその最たる例やと思う。まだまだテクノロジーには疎いけど、飲み込まれてしまわないようにキャッチアップしていかないといけない。