Tai-Maxの日記

私たちは日々の生活の中で膨大な量の情報にさらされています。知りたいことがあればインターネットを使ってすぐに調べることができます。まさに情報社会です。 しかしそんな情報に対する私たちの態度はどうでしょうか。 簡単に手に入る情報を鵜呑みにしてしまったり、そもそもよく調べないまま上辺だけの知識に留まってはいないでしょうか。 情報に対して受動的ではなく、能動的な態度で挑もうというのが『思考日記』のテーマです。 ここでの内容はあくまで個人的見解なので、異論は受け付けます。 ​皆さんも一緒に思考してみてください。

【思考日記】本当の孤独とは!?

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映画『世界から猫が消えたなら』を見て思ったコト。

よく「生きているだけで素晴らしい」なんてことが言われる。

私も前まではそう思っていた。でも、もしかしたらそうじゃないかもしれない。

「命」だけがあっても、そこに生きがいがなければ何も素晴らしいことはない。

というのも、「命」というのは単なる1つのモノではなく、友達や社会とのつながり、過去の思い出、夢や目標といったあらゆる物事が「命」の構成要素となっているからだ。

たとえば植物人間になってしまったとする。

そうすると、社会とのつながりや、友達と思い出を共有することができなくなる。

いわば、形があるだけのポッカリと中身がなくなった「命」となる。

こんな状態でも、「生きているだけで素晴らしい」と言えるだろうか。

自分(内)と世界(外)との間に少しでも繋がりがある場合には、生きていることを素晴らしくする可能性は残っている。

しかし世界との接触が絶たれてしまうと、もはや空っぽの命なんていらないと感じてしまうかもしれない。

孤独を楽しめる人もいるけど(私もその1人)、それは"孤独"の反対側に世界との繋がりがあるからである。(光と影のような関係)

本当の孤独とは、「孤独」という概念さえもない一色の世界である。

 

「私」の存在は、「他者」や「世界」といった「私以外」との繋がりの中で

確立されるものだと思う。絶対的な存在などなく、全ては相対的である。